桜といえば、様々な種類とピンク色や白色が華やかですね。2019年現在も季節の花の代表格として有名です。桜のピンク色には濃いピンク色から、白に近いピンク色まで、種類を挙げればキリがありません。これだけでもたくさんの種類が桜にはある事がわかりますね。

しかしご存知ですか?黄色や緑色の桜があるということを。いくら2019年、21世紀でも、そんな色の桜はないだろうと思いますよね。

 

スポンサーリンク

桜はピンク色だけじゃない!?黄色と緑色の桜をご紹介します!

日本には古来から「桜色」という色があります。この「桜色」はピンク色、淡いピンク色を指しており「古今和歌集」にも登場した言葉です。でも2019年、桜の色の種類は桜色だけではありません!

緑色の桜「御衣黄」(ぎょいこう)

御衣黄は4月下旬頃に緑の桜が咲き、徐々に薄い色に変わっていく種類の桜です。花が落ちる頃には中心部が赤く、黄色っぽい色になります。桜の代表である「ソメイヨシノ」より開花が遅い特徴があります。

江戸時代京都の仁和寺で栽培されたのが始まりで、貴族の衣服の色に近いことから「御衣黄」の名前となりました。2019年現在も珍しい桜ではあるのですが、実は沖縄県以外の日本各地で見ることができます。

関東では東京の皇居や国営昭和記念公園、神奈川のフラワーセンターで。関西では京都御苑と仁和寺、大阪造幣局で見ることが可能です。

黄色の桜「鬱金」(うこん)

鬱金は桜の中では唯一黄色い花を咲かせる桜とされています。こちらもソメイヨシノより開花が遅く、4月中旬ごろとなります。

御衣黄の仲間なのでやや緑がかっているのが特徴です。花弁の量が多く、20枚ほどの大輪かつ八重咲きの桜です。名前はお気付きの通り、一般的によく言われる「ウコン」に由来しています。

ウコンと混合しないように、こちらを「鬱金桜」と呼ぶことが多いようです。淡い黄色なので、思ったより黄色くない…と思う人のほうが多いですね。

2019年現在、関東では小石川植物園や新宿御苑で。関西では大阪造幣局で見ることができます。

スポンサーリンク

2019年現在の桜には、色々な種類がある?

2019年現在、日本の桜は600種類以上が確認されています。600種類の中には100種類以上の自生種と、200種類以上の園芸品種が含まれています。

特に園芸品種では花弁の数や色などが改良されており、5枚で一輪の花であるものや、10枚前後で一輪の花を作るものまで、種類は様々です。開花時期やピンク色の濃淡、花びらの形なども考慮すると、数の大きさがわかります。

桜の原種たち

ソメイヨシノの親であるオオシマザクラのエドヒガンの他に、山桜やカンヒザクラ等があります。淡い色合いの桜が多く、花も5枚で一輪とされる花がほとんどです。園芸品種の親は、この原種を親に持っています。

ソメイヨシノ

ピンク色が特徴であるソメイヨシノは代表格の桜で、日本の8割の桜が、このソメイヨシノです。桜の開花情報の基準ともなっている桜ですね。ソメイヨシノはオオシマザクラとエドヒガン桜の雑種であり、同一の桜のクローンと言われています。

コヒガン

エドヒガンとマメザクラの雑種です。春の彼岸頃に開花する、早咲きの桜の種類です。うすいピンク色が特徴で、花が終わると黒い実をつけ、秋には葉が紅葉します。

静香(シズカ)

こちらは変わり種の桜です。花びらが15枚から20枚で構成されているのが特徴です。近代に生まれた桜で、大阪府で生まれました。

アマノガワとアヤヤドリという桜から生まれ、やや下にたれ気味になります。現在も桜は種類をどんどんと増やしているのがわかりますね。

桜の色がピンク色や白色の桜って、何か違ってくるの?

桜の種類が多数あるように、桜の色もピンク色だけでなく、白い色もあります。2019年現在、更に桜の種類が増えていますが、ピンク色と白色の桜で別れるのはなぜでしょう?実はこれには、いくつか理由があります。

土地や気候、場所によるもの

桜はその土地の影響を受けて、ピンク色の濃さが変わります。特に気候の変動や、山の上の方にあるものほど、濃い色になる傾向があります。

木そのものの健康によるもの

先にも挙げたとおり、日本で見られる8割はソメイヨシノです。ソメイヨシノはクローンですから、条件が同じであれば、同じ時期に開花します。

しかし条件が変われば、色や時期も大きく変わってきます。年齢や木の健康によって、同じ木でも状態が異なるのです。

同じ木でも、桜の色は常に変化している!

同じ場所にある桜も、条件によって色が変わります。毎年毎年の状況に応じて色を変えているということですね。桜はピンク色!というイメージも強いので、そのイメージが更に桜の色が違うように感じます。

【まとめ】桜の色は思い出の色!

黄色や緑色の桜もいいのですが、やっぱりピンク色の種類が桜としてしっくりくる人は多いです。それもそのはず、はるか昔の古今和歌集の時代から、現在2019年の時代までずっと桜は愛されています。桜はいつでも日本人の今の色であり、思い出の色として存在しているんですね。

スポンサーリンク




【こちらの記事もどうぞ】
桜の種類の見分け方2019!画像付きで名前・特徴を紹介!!
桜の種類2019!ピンク色だけじゃない?黄色や緑色があるって本当?
桜の種類2019!北海道の桜の種類・名所・見頃・開花時期を紹介!
桜の種類別の開花時期を紹介2019!早咲きの桜はどんなものがある?
桜の種類別の花言葉を紹介2019!国によって意味が違うって本当?



関連記事はこちら