みなさんは「武豊」(たけゆたか)騎手をご存知ですか? 競馬ファンのかたなら当然ご存知だとは思いますが、そうでなくてもバラエティで豪邸を披露していたりするところを見たことがあるかたもいらっしゃるかもしれませんね。

さてその武豊騎手、実は昭和→平成→令和を股にかけて30年間ずっと競馬業界のトップアスリートとして活躍しているんです。

スポーツで30年間トップで活躍できるって珍しいですが、競馬ってそういうスポーツなんですよ。

もちろん、年俸も競馬業界でトップクラス!……さて、では武豊騎手がその30年でどれくらいの通算成績で、どのくらいの勝率を残し、そしてそのくらいの通算賞金を獲得したのか……気になりますよね?

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競馬ブームと武豊騎手

<中央の白い馬がオグリキャップ号、鞍上が武豊騎手>

みなさんは「競馬」をご存知ですか? そうです、土曜や日曜日のお昼にテレビでやっている、お馬さんたちがコースを走り、どの馬が1着になるのかを競うスポーツですね。

さて、時代は令和元年ですが、1つ前の時代・平成元年には「競馬ブーム」が起きていました。そのブームを牽引していたのが「オグリキャップ」という名馬です。

時代はまさにバブルで好景気、その時代にスターになったオグリキャップの引退レースには、競馬場の収容人数の2倍以上となる17万人のお客さんがつめかけ、名馬の引退を惜しみました。

そのオグリキャップの引退レースに乗っていた騎手が武豊騎手です。

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18歳の武豊騎手、1日の収入8500万円?! 

https://twitter.com/yutaka_take_TV/status/1140202680746332160

<デビュー直前、17歳のころの武豊騎手>

武豊騎手は、おじいさんもお父さんも競馬関係者という競馬一家に産まれ、1987年(昭和62年)、18歳でデビュー。

たちまち頭角を表し、デビュー初年度は年間69勝、2年めにして競馬の最も名誉な賞である「G1」(じーわん)を獲得しました。

この「G1」というのはすべての騎手が目指す名誉のある賞であり、武騎手はデビュー2年めにして、G1の優勝賞金8500万円(1988年当時)を手に入れたのです。

19歳で8500万円! すごい話ですが、実は競馬の賞金はすべてが騎手のふところに入るわけではありません。

ですが、19歳の武騎手にどれだけのお金が入ったのか、これって気になりますよね……?

騎手ってどのくらい賞金もらえるの? 年俸は?

<競馬のG1レースで獲得できる賞金について。なんと億単位!>

それでは、武豊騎手の年俸について調べてみたので紹介します。

1989年の武豊騎手の年俸は?

さて、武騎手の経歴を再度振り返ってみましょう。鮮烈なデビューを飾った武騎手はその後も勝ち続け、「競馬界のプリンス」と呼ばれるようになります。

そしてデビュー3年めの1989年にはなんと! 全国の騎手の中でもっとも多くの賞金を獲得した「最多賞金獲得騎手」の称号を手に入れたのです。

この年に武豊騎手が稼いだ賞金は、年間約23億円(!) 20歳の青年が、1年で23億も稼いでしまったのです!

「これだけ稼いだらもう一生遊んで暮らせるのでは?」とか「そんなに稼いでるなら私の息子も騎手にしようかしら」と思うかたがいらっしゃるかもしれませんが、実はこの賞金がすべて騎手のふところに入るわけではありません。

レース賞金の配分は?

競馬は馬を走らせるスポーツですが、競走馬たちには「馬主(ばぬし)」というスポンサーが存在します。

この馬主さんが馬を自分のお金で買い、自分の所有馬とするのです。

また、競走馬はそのままで速く走れません。

その馬を調教(練習)してレースに出せるようにするためのトレーナーである「調教師(ちょうきょうし)」さんがおり、調教師の下で実際に馬の様子を見る「厩務員(きゅうむいん)」さんがいます。

レースの賞金はこれらの方々に配分されるようなっているのです。では、その気になる配分の比率ですが……

馬主 80%

調教師 10%

厩務員 5%

騎手 5%

となっています。

<武豊騎手が騎乗したキタサンブラック号と、馬主のサブちゃんこと北島三郎氏>

馬主さんが一番多いのは、一番お金を払ってるからですね。続いて馬をあずかる責任を持つ調教師が多く、厩務員と騎手が5%です。

武豊騎手に実際に入る賞金は?!

さて、武豊騎手は19歳でG1に勝利し、8500万円の賞金を手に入れましたが、実際に武騎手のふところに入ったのは5%……つまり、425万円です。

8500万円という数字を見るとちょっと寂しく感じる収入ですが、19歳の若者が1日で手にできる金額と考えるとすごいですよね。

賞金が積み重なればすごいことになるのは「最多賞金獲得騎手」を獲得した20歳の時の収入を見ればわかります。

この時の収入は23億円ですから、この年の収入は……1億1500万円! 当時のプロ野球選手のスター・落合博満(おちあいひろみつ)選手の年俸が1億3000万なので、日本のアスリートのトップクラスの収入を得ていたことになります。

50歳になった競馬界のプリンス、その年俸は?

<2019年3月15日に50歳となった武豊騎手>

そして時代は下り、「競馬界のプリンス」と呼ばれた武豊騎手も、令和元年に50歳となりました。

別の競技ののアスリートならもう引退しているくらいの年齢ですが、武豊騎手はまだまだ絶好調! 2018年には76勝をあげ、全国の騎手の中で10位に入る健闘をみせました。

そしてこの年に獲得した金額は……18億3000万円。そのうち5%が騎手の収入なので、9150万円が武騎手のふところに入ったということになります。

若いころよりは収入が減りましたが、それでも50歳のアスリートが年間9000万円ってすごいですよね。ちなみに、武豊騎手はこれまでの生涯でどのくらい稼いだのでしょう。

武豊騎手の通算成績と勝率、通算賞金は?

<ゲームのテレビCMに出演する武豊騎手>

武豊騎手の通算成績と勝率

さて、気になる2019年7月現在の武豊騎手の通算成績はというと……

参加したレース 22523レース

勝利した回数  4261回

勝率      18.9%

(日本、海外などすべての騎乗を含む数字)

あれ、意外と勝率低いんだ? と思われたかたもいるかもしれませんが、競馬は

・1レース最大18頭の馬が1位を競う

・つねに勝てる馬に乗れるわけではない

・馬も生き物なのでレース当日具合が悪かったり、やる気がなかったりする

という、騎手だけではどうにもならないスポーツですので、10回中2回も勝ってしまうというのは本当にすごいことなんですよ。

武豊騎手の通算賞金

そしてこの勝利で稼いだ通算賞金はなんと……850億円!(2019年7月現在)その5%が収入ということは……42億円を騎手として稼いだことになります。

さらに、武豊騎手は競馬界の第一人者としてテレビ・ラジオ・CM・イベントなどにひっぱりだこ。グッズなどもたくさん出ていますので、賞金に加えてそういった収入もたくさんあるのです。

当然、これは武豊騎手の天性の才能、そして絶え間ない努力のすえに勝ち取ったものなのですが、こうやって収入を実際に見てみると……実にうらやましく思えますよね。

武豊騎手の豪邸とは?!

ちなみに、武豊騎手の現在のご自宅がこちらです。

<お友達のとんねるず・木梨憲武さんが取材に来た時の番組の様子>

リビングだけでもう超豪華なご自宅とわかりますが、場所も広さも半端ではなく、

・高級住宅街として有名な京都市左京区に家を構える

・高級住宅街なのに、広さはなんと150㎡

・地価を考えると価値はおそらく数億円

と予想されます。42億円も稼いだのですから、これだけの豪邸に住んでいるのも納得ですね。

【まとめ】武豊の年俸や通算賞金は?通算成績や勝率と豪邸について

・騎手がもらえる金額は賞金の5%。

・武豊騎手は20歳のときにすでに1億円以上稼いでいた。

・今までの生涯で稼いだお金はなんと! 42億円。

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