2019年最初の動物愛護週間、新しい歴史が生まれようとしています。
しかし動物愛護週間の意味や歴史とは、一体どの様なものなのでしょうか。そもそもの提唱者もどんな人だったのかもわからない、という人、多いですよね。
動物愛護週間の歴史、意味とはどのようなものか、提唱者とは誰なのか。2019年最新の情報をまとめてみました!
目次
動物愛護週間の意味とは
動物愛護週間とはどのような週間なのでしょうか。ほとんどの人が動物を可愛がることに、抵抗があるわけではありません。
それでもあえて動物を愛護することに力を入れる意味ってなんなんでしょうか?改めて動物愛護週間の意味を確認してみましょう!
愛護とはそもそも何か
愛護、とは、特定のものをかわいがってかばい、守ることをいいます。どちらかと言えば自分より弱い生き物に対して使われることが多い言葉です。
動物愛護週間の定義って何?
動物愛護週間とは、ただ動物を可愛がる週間というものではありません。「動物愛護管理法」に基づいて、動物を飼育する時に必要な知識や関心を広める週間なのです。
簡単に言えば、一般的なペットの正しい飼い方や保護の方法を広める週間なんですね!日本では可愛がるということだけが愛情ではない、という姿勢で動物と向き合っています。
動物愛護管理法って?
動物愛護管理法とは、1973年に定められた日本の法律です。主に動物の虐待防止などについてが記されています。
他の人間に危害や迷惑をかけないように、といった内容も含まれているんですよ。正式名称は「動物の愛護及び管理に関する法律」といいます。
動物愛護週間の歴史とは?提唱者は誰?
では動物愛護週間について、最初に提唱した人はどんな人だったのでしょうか?
実は動物愛護週間を提唱したのはアメリカとされています。それでは詳しい内容を見ていきましょう!
動物愛護週間の提唱者って誰?
最も歴史を遡ると自国で1915年、アメリカ動物愛護協会が提唱したと言われています。日本では1927年(昭和2年)日本人道会(日本の動物愛護協会)のバーネット婦人が提唱者です。
アメリカ生まれの精神
当初アメリカでは、様々な面において先端に立とうとしていました。そのなかでいち早く、制定されたのが「動物愛護週間」なのです。
動物と人間の絆をより深めること、を目的としています。
正式な仲間入りは戦後・日本
先程も触れましたが、日本人道会が1927年に最初に始めたものが、毎年行われていました。
しかし戦後GHQの指示で春分の日(3月21日)を動物愛護デーとするように変更となりました。しばらくはそのまま変更がありませんでしたが、1974(昭和49)年に、法律が変更となります。
今まで5月終わりから6月1週まで一週間、動物愛護週間は行われていましたがこの変更で毎年9月20日から26日の一週間を動物愛護週間と定めたのです。
2019年最新版・日本の動物愛護週間って何をしてるの?
動物愛護週間にはどのようなことが行われているのでしょうか。急に言われてもなかなかピンとくるものではありません。
そこで実際に、動物愛護週間にはどの様なことが行われているのかを調べてみました!
環境省が動物の管理を広める
まずは日本の環境省が「動物愛護管理法」に関する知識を広める活動をしています。動物は命あるものであり、動物の種類や習性によって適した環境を与えることが原則です。
その周知活動の一つとして、毎年動物愛護週間ポスターの一般募集を行っています。
自治体・関連団体が愛護に関する知識を学ぶ・教える
日本全国では毎年テーマに沿った知識に関する、資料や具体例などが掲示されます。
2017年のメインテーマは、ペットに関する防災対策についてが取り上げられていました。ペットの応急処置や避難所でも対応できるしつけ方法、防災グッズなど、系統も様々です。
政府と民間団体が開催しているイベントも盛りだくさん!
動物愛護週間の間には祝日が入ります。このことを利用して、祝日には日本全国・各地でイベントを開催されることが多いようです。
獣医さんによる解説や保護施設の引き渡し会など、プロの話を聞けるということで人気も高い!地域によってイベントは変わりますので、お近くのイベントを探してみましょう。
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【まとめ】動物愛護週間は「共生」が目的
動物愛護週間の対象はペットとなる動物だけではありません。近くにいる害獣と言われる、アライグマやハクビシン対策などがテーマとなることもあります。
可愛がることは簡単ですが、実際にお互いが住みやすいように生きていくことは大変なのです。動物愛護週間はそんな気持ちも知ることができる、大事な日でもあるんですね!
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