月明かりを頼りに忍びながら攻略する!という意味があったのでしょうか。SAO初期アインクラッドで主人公キリトが所属したギルド「月夜の黒猫団」

見ている側としては懐かしいメルヘンチックな思いがありますが、プレイヤーには切ない思い出になっているはずです。

 

月夜の黒猫団のメンバーやリーダーを務めたのは誰か?全滅してしまったのはキリトの責任なのか?独断考察も含めて調査しました。

月夜の黒猫団のメンバーやリーダーは誰??

主人公キリトが初めて参加したギルドで、アインクラッド中層プレイギルドです。

現実世界での部活仲間が作ったギルドで、メンバーはケイタをギルドマスターとして、サチテツオササマルダッカーの5人からなっています。ちなみにパソコン研究会という部活のようです。

 

それぞれの役割、スキル、武器は次の通りです。

 

   ケイタ  棍使い

   サチ   槍使い

   テツオ  メイス使い  前衛

   ササマル 槍使い

   ダッカー ソード使い

 

後に27層で5人中4人がトラップにかかって落ちてしまうのですが、その際前衛と交代したとあるので、サチは性格からももともと後衛だったと思われます。一人だけ女子ですしね。

 

マスターであるケイタがギルド全滅時不在だったのはずっと夢だったギルドハウスを買い付けに行っていたからです。

 

SAOは仮想現実世界でのゲームなのですが、開発者の茅場晶彦の謀略からゲーム内でのアウトは現実世界での死へ直結するデスゲームと化しています。

月夜の黒猫団の面々は、少しずつですが成長し、お金を貯めて、過ごしやすい環境を作りながら攻略するというスタイルをとっていたのですね。

キリト参加!サチとの関係

主人公キリトは最初から自分はソロプレイヤーでやっていくと公言していました。その方が誰かに迷惑をかけることもないし、レベルアップの効率もよいと考えていたことと自信があったのだと思います。

 

キリトはケイタからギルドへの誘いを受け、ソロのつもりがギルドへ参加します。このギルド参加時に重要な点が二つあります。

 

ビーターと言わなかった

 ビーターとはどのゲームにもありますがロケテなどの経験者(ベータテスター)とチーターをかけた言葉です。チーターは物語の都合上の利点的な意味合いで使われます。ズルイといったところでしょうか。

 別に言ってもよかったのでは??と思いますが、何かしらズルイと自分から名乗ることを決めたキリトでさえも潔さに憧れたのかと思っています。

 

レベルを偽った

 ギルドの面々のレベルとキリトのレベルは大きな隔たりがあって、スキルも違えば、実力ももちろん、知識だってなかなかおいつくものではないクラスの隔たりです。

 これもどのゲームにもありますがレベルの高い者が低い者と偽って、または混ざって狩りをするいわゆるカルカン(おれつえー)状態はマナー違反だとされることから偽ったものと言われています。

 一言でいうと優越感に浸りたい。←言いすぎ

 

これらの事が後にキリトを後悔の渦に叩き込むのです。

夜の黒猫団のメンバーであるサチ、キリトをギルドに誘った理由の一つにサチの存在があったのですが、サチとはどんな女の子だったのでしょうか。

 

他のメンバーと違わず、途中で命を落としてしまうのですが、本当にもともと控えめな性格なのか、自分は攻略することはないし、誰かの攻略を待って助かることもないと予期する悲観的な考えの持ち主です。

ただ、デスゲームに強制参加し、自分になんの力も考えもない状態だったとしたら、最初の街から一歩も出たくない、死にたくない!と思ってしまうのも仕方ないことですよね。

そこに、自信満々のキリトが現われて、「大丈夫だよ」「守るよ」「死なないよ」といわれたらもう一発で恋に落ちます。

 

サチは悲観的すぎます。

一歩も出たくないなら攻略されるのを待っていればいいし、戦闘に参加しなくても他の色々な方法で協力することはできます。

 

ただ、だめだだめだと思って口にしても、そうだよね…。と一緒に悲観されるより、何も根拠がなくても「大丈夫!」と言われることが大切なのです。

サチのお話はサチが落ちる間際になんと言ったかがよく話題にされますがそれゆえの感謝の言葉なのです。感動のシーンを再確認してみましょう。ハイライト版をあげておきます。

月夜の黒猫団の全滅はキリトの責任なのか?

先に書きましたが月夜の黒猫団はキリトがソロプレイヤーとしながらも初めて参加したギルドで、レベルやビーターなど色々隠し事をしながらもそれなりに成長してきた仲間であります。

これも書きましたが、全滅してしまいました。

 

より大きな対価を求めてちょっと焦った感がありました。夢であったギルドハウスを手に入れることができたことが拍車をかけた節もあります。

キリトも自分がいるから多少は大丈夫!という気持ちがあったかもしれません。一応いつもの場所でと提案はしています。

 

結論をいうとキリトだけの責任とは言えない気がします。

 

1.キリトはギルドマスターではないので決定権はありません。

2.メンバーがそれぞれ過信してしまった。

3.油断した。

 

という理由からです。

自分達の命がかかっているのですからかなり慎重にならなくてはいけなかったはずです。

 

27層で落ちたのは4人のメンバーですが、後にギルドマスターのケイタがキリトの目の前で身を投げてしまいます。

ケイタの最後の言葉が「ビーターのお前が俺たちに関わる資格なんてなかったんだ!!」

危ないところを助けてもらい、自らギルドに誘って、レベル上げも相当手伝ってもらったのにも関わらずこのセリフ。キリトの精神の安寧が心配でなりません。

 

様々なところで無事生還した後に、遺族を探すとか成り行き等を伝えても良かったのでは??という意見が見られます。

最もです。忘れない!という気持ちやトラウマを抱えるほどならそうするべきかとも思います。

キリトを擁護するわけではありませんが、彼も14歳でデスゲームに参加し、16歳で脱出するまで過酷な環境の中、さぼったり、真剣でなかったりしたわけでもありませんし、月夜の黒猫団の事件にしてもわざとそうしたわけではないのです。

 

この年齢で自分自身のことでいっぱいいっぱいだったのではないでしょうか。救えなかった命に対しての自責の念の中で生きていくことを罰とするのをキリトは選択したのかと思います。

【まとめ】月夜の黒猫団のメンバーやリーダーは?全滅はキリトの責任なのかについて

月夜の黒猫団のメンバーやリーダーは?全滅はキリトの責任なのか調査!

まとめると以下の様になりました。

 

  • 月夜の黒猫団のメンバーやリーダーはケイタ、サチ、テツオ、ササマル、ダッカーの5人でリーダーはケイタ
  • キリト参加!サチとの関係はサチの心の支えになっていました
  • 月夜の黒猫団の全滅はキリトの責任なのか?そうとばかりはいえないと思います  

 

全滅に至った戦闘では聞くことができなかったサチの言葉を、時を経て耳にしたキリトはそれでも幸運で、自責の念の中にも温かな何かをかんじたのではないでしょうか。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。