2019年1月4日に放送されたNHKファミリーヒストリー、今回は宮藤官九郎さんがゲストでした。

宮藤官九郎さんといえば、2019年NHK大河ドラマ「いだてん」で脚本を担当する人気脚本家。「いだてん」は、日本人とオリンピックのドラマを泣き笑いの記憶たどって描く痛快作です。

「NHKファミリーヒストリー」は知られざるルーツをたどる番組です。次々とヒット作を生み出す脚本家・宮藤官九郎さんのルーツ、ファミリーヒストリー気になりますよね。

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宮藤官九郎の「宮藤」がさし示すルーツとは?

宮藤さんは、父親をはやくに亡くしており、自身のルーツについてほとんど知らないそうです。宮藤という名字は母方、この地域では一軒しかない…同じ「宮藤」の名字に会った事が無いと語り、親戚にもいないと話します。

あの「宮」の字はどこからきたのか…気になるところ。確かになかなか見かけない漢字の名字ですよね。ルーツを辿るとみえてくるのです!

「官九郎」は本名じゃなかった!

宮藤官九郎さんは、本名・宮藤俊一郎さん。下の名前は芸名だったのですね!

出身地は、宮城県栗原市若柳というところで、今もご実家があります。官九郎さんの母・泰子さん、元教師で宮藤家を継いでいる姉・由美さんの2人で文具店を営んでいるそうですよ。

宮藤官九郎の御先祖様はあの有名な藤原さん?!


母・泰子さんは宮藤家のルーツで不思議に思っていることがあると言います。

菩提寺・柳徳寺、震災後墓石を建て直したとき、掘り返してみると…お墓の石に「神官」という字、墓標には「神官 宮藤斎逸霊位」と書いてありました。4代前の高祖父・宮藤斎逸は神社に仕える神官だったとわかるのです!

「神官とは…かつて公的に任命された神職のこと、大きな神社の神職に使われる役職

神官だったことと「宮藤」の姓には関係があるのでしょうか…

名字研究家・森岡浩さんはいいます。

下に「藤」がついて、何とか「トウ」や「ドウ」という名字の場合は、藤原氏の子孫だという可能性が非常に高い。上の方の漢字で、一族が何をしていたかを表していることが多い。

宮の藤ですから、宮というのは神社をし、神社に関係した藤原さんという可能性が高いと思われるとのこと。

高祖父は、子どもの頃宮藤さんが遊んでいた「平野神社」の宮司であったことも判明。農民に頼られた宮司は、先導役として人々をまとめる役割を果たしていたことを知ります。

宮藤さんの祖先はあの藤原家。ルーツを辿るってスゴイですね。宮藤さんも驚いていました!

NHKファミリーヒストリーを観ていると、自分の家系のことも調べてみたくなります。祖先を知るって大事なことですよね。

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宮藤官九郎が知らなかった…「父」の姿

次には父方…宮藤官九郎さんが知らなかった父親・宮藤紹平さんの一面が紹介されます。宮藤家の婿入りしてきたお父さん。

そういえば、いだてんの五りんも「父のルーツ」を知りませんでした…家族まで巻き込んでの伏線でしょうか。宮藤さんのお父さんが面白いし、素敵です!宮藤さんのユーモアの原点はココにありました。

56年続く父・宮藤紹平の「六三会」

宮藤さんの父・宮藤紹平さんは、小学校の教師でした。その時の教え子達が作っている「六三会」という同級生の集まりは、なんと56年も続いているそうです!生前は、紹平さんも参加していたそうです。

教え子たちが小学生のとき、自分の実家(鬼首)へ当時は珍しいお泊り合宿に連れて行くという教育熱心な先生は、教え子達に56年経った今も慕われています。

もうおじいちゃんやおばあちゃんになった生徒たちが口々に「あの体験は面白かったー!!」と言っていたのが印象に残っています。とても素敵な先生だったと感じますよね。

「人と関わって、人の中で人は育つ」

「人と関わって、人の中で人は育つ」父・紹平さんの口癖だったそうです。お父さんの特技は…裸で腰に座布団を巻いて踊る相撲甚句。とってもひょうきんで人を笑わせるのが大好きな人

養女である妻・泰子さんのために、生家である鈴木家の姉妹たちと集まる会を作ったり…紹平さんの大きな深い愛情を感じます。

宮藤官九郎さんが、笑えるけれど泣ける物語を書くルーツがここにありました。

宮藤家年末恒例の10大ニュース発表が素晴らしすぎる!!

宮藤家には、父・紹平さんが参加を義務付けた大みそかの恒例行事があります。母・泰子さんは、今でも大事に当時の記入したノートを持っていました。

「我が家の10大ニュース」を、その年の当番を決めて…そのひと目線で家族のニュースを10個考えるというもの。

まさに宮藤家の「ファミリーヒストリー」がそこに!!これが本当に面白く最高なのです!すばらしいアイデア、感動しマネしたくなりました。

【まとめ】いだてん脚本の宮藤官九郎NHKファミリーヒストリーに出演!自身の家系を遡る!

宮藤官九郎さんの両親は、人に慕われ人の上に立った素晴らしい祖先の末裔であり、多くの人に愛されているお二人でした。

「親(祖先)を知ることは、自分を知ることに繋がる」これを実感させてくれるファミリーヒストリーでしたね。

宮藤さんのユーモアだけじゃない「ぬくもり」を感じることができる脚本、このご両親に育てられたからこそなのでしょう。

「いだてん」も笑って胸がジーンとして、最後に観てよかった!と思えるお話ばかり…宮藤家の歴史を知ったことで、ますます今後のストーリーが楽しみになってきましたね!

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