七夕の歌詞には、2019年現在、意味がちょっとわかりにくい言葉があります。のきば、金銀砂子、五色の短冊と、趣深そうな意味の歌詞が並びますよね。
七夕の歌詞の意味、2019年だからこそ、きちんと知っておきたい!ここでは、のきば・金銀砂子・五色の短冊の意味を調査してみました!
目次
七夕の歌詞を復習しよう!
七夕の歌の歌詞を覚えていますか?意味以外にも、タイトルの記憶もあいまい…なんて人も少なくありません。
2019年、のきばや金銀砂子・五色の短冊を知る前に、まずは歌を復習しましょう!
歌のタイトルは「たなばたさま」
七夕で歌われる歌の曲名は、名前の通り「たなばたさま」といいます。
1941年3月に、当時の文部省が発行した「うたのほん・下」が初出の唱歌なんです。唱歌は歌を歌うこと、特に旧制小学校の教科として歌う曲のことです。
たなばたさまの歌と歌詞
作詞は権藤はなよ氏、作曲は下総皖一氏が担当しています。七夕の歌の歌詞に注目してみると、確かにのきばや金銀砂子、五色の短冊が確認できます。
通常は流してしまいがちな意味ですが、2019年の七夕に備えて、その意味も知っておきましょう。すこし違った気持ちで、七夕を迎えられること間違いなしです。
七夕の歌詞で意味がわかりにくい言葉を知る!
七夕の歌の歌詞の、2019年意味がわからない言葉代表となるのは以下の3種です。「のきば」「金銀砂子」「五色の短冊」この3つですね。
何となく五色の短冊はわかる気がするのですが…当時の意味を確認していきましょう。
「のきば」は軒端=ひさし
「のきば」とは屋根の端っこにある、壁から出た部分のことを言います。一軒家のお家でよく見かけるのですが、縁側にある日よけをイメージするとわかりやすいですね。
このひさしの部分に、昔の七夕では笹飾りを立てかけて飾っていました。ここに立てかけられた笹の葉が、風で揺れているという風景が思い浮かびますね。
「金銀砂子」は金箔や銀箔の粉
砂子という言葉は、元々は蒔絵や襖絵にふりかける装飾用の粉のことを言います。
その砂子には金箔や銀箔を細かく砕いたものを使っており、絵に振りかけられていました。この輝いている砂のように、空では沢山の星が瞬いていたんですね。
「五色の短冊」は青・赤・黄・白・黒(紫)の短冊
五色の短冊は、言葉の通り5色の色を使った短冊を意味しています。しかしどうして5色なのかというと、元々七夕が中国の行事だったことが影響しているのです。
中国では陰陽五行説という、風水で用いられた、方角や季節に対応した5色を基本とします。そのため、大きな行事などでは厄を払う・寄せ付けないための儀式に、この5色を使います。
七夕の元となった中国の「乞巧奠」(きこうでん・七夕と同じ儀式)という行事でも同様です。
裁縫の上達を願う女性たちが5色の糸を通した針を飾っていました。日本では歌の象徴である短冊を5色、使っているということです。
2019年版・七夕の歌詞の意味を具体的に知ろう!
ここまで七夕の歌詞の意味がわかれば、短い歌ですから、意味も解ってきますよね!後は2019年現代日本語に言葉を柔らかくしたものを、歌詞に当てはめていくだけですよ!
言葉の意味合いがわかると、歌詞の内容も非常に想像しやすいですよね。1番と2番に分けて、意味を見ていきましょう。
1番・美しい空と七夕の情景
縁側のひさし(のきば)に立てかけられた笹の葉がサラサラと揺れている。星がキラキラ光っていて、金銀の粉(金銀砂子)のように輝いて見える。
2番・お願いごとや「私」を優しく見つめているお星様
私が書いた(お願いごとの)5色の短冊(五色の短冊)をキラキラと光る星が空から見ているよ。
【まとめ】過去から受け継がれた風情の歌!
七夕の歌詞の意味を知ってみると、こんな意味の歌になるんですね。2019年現在使われていない言葉も、歌詞の中には幾つかありました。
のきば・金銀砂子・五色の短冊など、今はちょっとわかりませんよね。ですが実際意味を知ってから、改めて歌を見ると、風情のある歌であるのがよくわかります。
それだけ一般的に広まっている行事だったことも、確認できる歌でした!
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