新年あけましておめでとうございます。2019年に入りましたね。そして、あと2か月ほどでひな祭りに入ります。ひな祭りと言えば「ひなあられ」や「菱餅」があります。
 
実はこれらには意味があると、あなたは知っていますか。今回はその意味について解説していこうと思います。
 

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ひな祭りに食べるもの一覧

ひな祭りに食べる主な食事は以下の7つです。この項ではこの7つの食べ物について簡潔に紹介していきます。

①ちらし寿司


皆さんおなじみのお寿司、ちらし寿司です。酢飯にたくさんの具材を入れます。主な材料は「エビ」「ハス」「豆」「菜の花」といった所でしょうか。

②白酒(甘酒)


ひな祭りの飲み物には白酒、あるいは甘酒が使われます。なぜ白酒だけでなく、甘酒も飲まれるようになったのかというと、白酒にはアルコールが入っているので子供たちに飲ませることができないからです。
 
そのため、子供たちのために甘酒も出されるようになったのだとか。

③菱餅


菱餅はひし形の形をしたお餅のお菓子であり、上から赤、白、緑の3色でできています。これをよくひな人形と共に飾っているのを見たことがあると思います。

④ひなあられ


ひな祭りに食べるものとしては最も代表的なものだと思います。作り方も関東と関西で差があり、関東ではお米を砂糖で味付けしたシンプルなものであり、関西ではお餅を小さく切り分けてから油で揚げて、お醤油や塩で味付けしたものとなっています。

⑤はまぐりのお吸い物


これはお正月にも食べられるものですね。はまぐりの他に、三つ葉や花柄の麩も入ってます。カツオだしを使わず、はまぐりと昆布だしのみで作られるため、正確には潮汁(うしおじる)とも呼ばれています。

⑥手毬寿司


手毬のような形をした小さなお寿司。私たちがいつも食べている江戸前寿司(一口サイズのご飯の上にマグロやエビが乗っている)をさらに小さく、丸く作ったような寿司です。

⑦桜餅


あんこが入った桜色のお餅に、桜の葉を巻き付けたお菓子です。巻き付けてある桜の葉は塩味が効いており、シソを思わせるような風味も極まって餅とあんこの甘さと美味しさを引き立てます。

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ひな祭りの食べ物の意味や由来とは

前項では7つの食べ物について簡潔に説明しました。今の項ではこれらの食べ物の由来について少し詳しく紹介していきます。

①ちらし寿司

「ちらし寿司」の語源は、寿司飯の中、あるいは上に様々な具を「散らす」という意味だそうです。また、ちらし寿司ができた理由としては、備前(現在の岡山県)で藩主池田光政公が出した「汁物1品、副菜1品以外は禁止」という命令への反抗だそうです。
 
魚や野菜を混ぜ込み、すし飯にしたものならおかずとして認められないと考えたのでしょう。

②白酒(甘酒)

白酒は元々日本のお酒ではなく、中国のお酒でした。日本で白酒が流行ったのは江戸時代からであり、それ以前にはひな祭りの季節には桃花酒(桃の花を浸した酒)が飲まれていたそうです。
 
昔の中国では、桃の花には魔よけの効果があるといわれており、それが日本にそのまま伝わったようです。

③菱餅

菱餅の3色には、それぞれ以下の意味があるそうです。
 

  • 赤:魔よけや解毒作業
  • 白:長寿や純白
  • 緑:増血や健康

 
また、この3色を重ねる順番により、大地から雪を突き抜けて桜の花が咲いている情景を表しているそうです。緑が大地、白が雪、赤が桜であるとの事。

④ひなあられ

ひなあられにも菱餅と同じく赤白緑の3色あります。赤は生命のイメージ、白は雪のイメージ、緑は自然のイメージだそうです。この3色には、「子供がこれらのエネルギーを取り入れて健やかに成長できるように」との思いが込められているそうです。

⑤はまぐりのお吸い物

はまぐりがひな祭りに使われるようになったのは、はまぐりのある特徴に由来するそうです。はまぐりは二枚貝であり、貝合わせという遊びにも使われていたそうですが、この二枚重ねるというのが、仲のいい夫婦を表しているのだそうです。
 
そのため、2人のひな人形が夫婦を表している「ひな祭り」にはまさにぴったりでしょう。

⑥手毬寿司

手毬寿司は京都の料理なのだそうですが、京都の舞妓さんの事を考えて作られたものなのだそうです。化粧や口紅を落とさないために小さめに作られたのだそうです。あまり大口を開けて食べる事も舞妓さんにとってはご法度であるので。
 
ちなみに何を乗せてもありなのが手毬寿司なのだそうです。

⑦桜餅

桜餅はひなあられ同様、関東と関西で随分違います。関東風のものは「長寿寺」、関西風のものは「道明寺」と呼び分けることも。主に発祥の地や使われている素材から呼び分けられるようになったそうです。

ひな祭りの食べ物の意味や由来とはまとめ


毎年迎えている「ひな祭り」にも、実はこれだけ多くの由来や歴史があったのですね。知っておくことで、これから迎える2019年度のひな祭りがますます楽しめそうです。
 
お子様や知り合いにこれらの情報を話す事で、尊敬される事間違いなしです!!

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